メディカルダイエットとは?
医療機関ならではの専門的な知識や検査体制を活かし、「健康維持」や「生活習慣病予防」を目的としながら行うダイエット治療のことです。 一時的な体重減少のみを目指すのではなく、内科医の視点で健康リスクを管理しながら体型コントロールを行うため、以下のようなメリットがあります。
・医学的根拠にもとづく安全性
現在の健康状態や既往歴、体質を踏まえ、最適な薬剤やプランを提案。
・リバウンドしにくいアプローチ
急激に痩せるのではなく、生活習慣の改善を並行しながら徐々に体重を落とす。
・定期的なフォロー体制
診察や検査を通じて経過を確認し、必要に応じて薬の種類や用量を調整。
当院では、現在の身長・体重からBMIを算出し24以上(肥満予備軍~肥満症)の方を治療対象とし、美容目的のみでのご来院はお断りする場合があります。これは、純粋なダイエットというよりは将来の健康維持のための「予防医学的アプローチ」として位置付けているためです。
当クリニックの強み
- 1.予防医学の視点に立った治療方針
美容目的ではなく、将来の生活習慣病や合併症を予防することを重視。BMI24以上から治療を開始し、適正体重への到達をサポートします。 - 2.専門スタッフによる丁寧なフォローアップ
内科医・管理栄養士を中心に、看護師やスタッフが定期的に体重・血液検査などをチェックし、患者さまに合ったプランへ都度修正。無理のない減量を目指します。 - 3.薬剤を組み合わせた多角的アプローチ
- GLP-1受容体作動薬・SGLT-2阻害薬の内服薬治療を中心に、食事量や糖質コントロールをサポートしつつ、必要に応じて代謝を高める漢方薬も併用。患者さまの体質や習慣に合わせた最適な方法を選択できます。
治療・プログラムの流れ
ステップ1:初診・カウンセリング
・BMI・生活習慣の確認
現在の身長・体重からBMIを算出し、既往歴や食事・運動習慣をヒアリングします。必要に応じて血液検査や体組成測定を実施。
・治療適応の判断
BMI24以上であること、健康面のリスクなどを総合的に判断し、メディカルダイエットを開始できるかを決定します。
ステップ2:治療方針の決定
・GLP-1受容体作動薬
食欲抑制を目指したい方、ストレスによる過食が目立つ方におすすめ。BMI30以上など高度肥満の場合はSGLT-2阻害薬との併用も検討します。
・SGLT-2阻害薬
甘い物や糖質の摂取が多い方、ある程度運動習慣があり、もうひと押し減量を進めたい方に適しています。
・個別栄養カウンセリング
管理栄養士が個々の食事習慣にあわせた相談・アドバイスを行います。
ステップ3:投薬・フォローアップ
・定期通院
1か月ごとに通院いただき、体重や副作用の有無を確認。
・薬剤調整
体重の推移を確認し、必要に応じて薬剤や用量を調整します。
ステップ4:メンテナンス・リバウンド防止
・生活習慣の定着
食事内容や運動量を継続的に見直し、急激な体重増加を防ぎます。
・目標達成後のフォロー
一定期間治療を続け、BMIが改善したあとは、通院頻度を徐々に減らしながら維持期に移行します。
料金と予約方法
当院のメディカルダイエット治療は自費診療となります。
項目 | 料金(税込) |
---|---|
初診・カウンセリング料 | 3,300円 |
再診料 | 880円 |
個別栄養カウンセリング | |
3ヶ月コース(月1回、3回分) | 14,300円 |
単回コース(1回分) | 5,500円 |
GLP-1受容体作動薬(薬剤費) | |
リベルサス(3mg)(30日分) | 9,900円 |
リベルサス(7mg)(30日分) | 17,600円 |
リベルサス(14mg)(30日分) | 24,200円 |
SGLT-2阻害薬(薬剤費) | |
カナグル(100mg)(30日分) | 11,000円 |
漢方薬(薬剤費) | |
防風通聖散(84包) | 3,850円 |
血液検査 | 5,500円 |
ご予約方法
ホームページの24時間WEB予約(メニューで自費診療を選択)からご予約ください。
保険証もしくはマイナ保険証のご持参をお願いします。
よくあるご質問
Q1. BMIが24未満でも治療を受けられますか?
当院では予防医学的な観点から、BMI24以上の方を治療対象としております。BMI24未満の場合は、治療によるメリットよりデメリットが大きい可能性があるため、基本的にはお断りしています。
Q2. 食事制限や運動をしなくても痩せられますか?
薬の力だけでも一定の効果は見込めますが、より健康的・効果的に減量し、リバウンドを防ぐためには食事バランスの改善や適度な運動が欠かせません。
Q3. リバウンドが心配です。
当院では急激な減量ではなく、定期フォローを行いながら緩やかに体重を落とす方針です。また、治療後のメンテナンス期を設けることで、長期的に維持していただきやすくなります。
Q4. 副作用はありますか?
リベルサスでは吐き気や胃の不快感、カナグルでは脱水や尿路感染症、低血糖など、まれに副作用が見られる場合があります。また、防風通聖散は下痢や腹痛が生じることがあります。何か異常を感じた際は、すぐに医師にご相談ください。